猿が無心につくるように  

そこにあるのに活かされてないものがあると「いやだな」と思う子供でした。
パワーがあり過ぎでいろんなことにぶつかりまくった学生時代、泳ぐことや友達とはしゃぐことでモヤモヤを発散させていた気がする。学校の先生たちはほとんどが遠い存在で、何か山の向こうでしゃべってるような気がしていた。
何もやることが見つからず苦し紛れに向かったイギリスで日本文化と出会った。
本物の日本が見えた。庭を意識できた。
帰ってきてからはガムシャラに庭に向かっていった。
庭の懐は深く自分のパワーなんか簡単に受け止めてくれた。
まだまだ足りないと言ってくれた。
木や石を触るとすぐ目の前で答えを示してくれた。
そこらへんに転がっている石や雑草の花がきれいだよと教えてくれた。

あるものを生かそう。
ないものはつくろう。
何かと何かの間にある優しい場所を一つでも多く
一人でも多くの人たちに贈ろう。

それは樹一本から、石一つから、砂の一粒からはじまります。